エムテック 日野リエッセ ドラえもんバス [バス]
ククク・・・経年変化の世界にようこそ。
というわけで今回はエムテック製日野リエッセのドラえもんバスです。日野リエッセは1995年より登場した小型バスで、小型バスとしては珍しくRR方式を採用していました。生産はジェイ・バス株式会社より行われ、日野自動車に供給という形で販売されています。
エムテックのモデルは97年より作られましたが、当初はリエッセではなく中型サイズのバスを製造予定でした。しかし、コストや強度面で問題があり、当初は1/43統一スケールのこだわりがあった為、結局小型サイズのリエッセに変更されました。
リエッセのバスは路線バスと観光バスが作られましたが、97年当時は現在の町内バスのようなコミュニティバスはまだ一般的では無かった為、モデル化されたのはカタログカラーのみでバリエーション展開が出来ませんでした。
そのためかエムテックのとった道はリエッセをキャラクターミニカーに変更することでした。第一弾として登場したのが今回のモデルで、リエッセの路線バスをドラえもんらしく青白カラーに変更し、更にドラえもんのフィギュアを付属させました。結果的にこの変更は大成功でドラえもんバスはエムテック史上最高の売り上げとなることが出来ました。
さて、今回のモデルの写真を見て気付かれたと思いますが窓パーツが綺麗に取れてしまっています。元々このモデルは未開封で空調近くの棚に長い間置いていたのですが、久しぶりに見てみたら窓パーツがすべて反っておりました。プラスチックの変形は主に温度変化が原因と言われていますので、空調の近くに置いていたのが災いしたのかもしれません。エムテックも登場して既に10年以上が経過していますので何らかの経年変化が起きてもおかしくは無いのかもしれません。
ちなみにドラえもんのフィギュアも樹脂製ですので未開封のまましまっておくと経年劣化でベトベトになりますので注意が必要です。
タグ:エムテック
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アチャ~、これは痛いですね。
比較的最近のこの製品でもこんな事が起こってしまうとは・・・。
つくづくプラって難しい材料なんですね。
最近人気のレジン製完成品は大丈夫なんでしょうかね~。。。
by Ponys41 (2011-11-07 22:54)
>Ponys41様
プラスチックは昔に比べれば丈夫になっていますが、元々変形しやすい素材ですのでまだまだ注意が必要のようです。
今回の件は他にこんな事例を聴いたことが無いことと同じ場所に置いていた乗用車やトラックには問題がなかった為、保管環境が悪かった所にたたまたま窓パーツの多いバスが変形してしまったようです。
レジンの変化はとりあえず聞いたことは無いですが、NEOでのタイヤの変形を目の辺りにした身としてはボディよりもタイヤとデカールの変化が気になるところです。
by miru2009 (2011-11-09 18:39)