大盛屋 チェリカフェニックス トヨペット クラウン [トヨタ]
今回は大盛屋ミクロペット製トヨペットクラウンです。ミクロペット大盛屋酒井通玩具より1961年に作られたミニカーブランドで、材質に柔らかいアンチモニーを使っていたのが特徴でした。当初はフリクション付きの玩具でしたが、翌62年からはフリクションを外し内装を加えディテールを強化したチェリカフェニックスシリーズを登場させました。しかし3年後の65年で製造を終了しました。
ダイキャストと比べアンチモニーの特徴は、独特の重厚感と細部の表現に優れているところです。加えて製造が鯛焼きのように複数の金型を組み合わせて使うためグリルの変更等マイナーチェンジにも柔軟に対応も出来ました。欠点はダイキャストと比べて量産がしにくく、重いくせに柔らかく破損しやすい為子供のオモチャとしてはあまり適していませんでした。生産期間が短かった上に壊れやすい欠点を持ったミクロペットは現存数が少なく、現在はコレクターにとって垂涎のアイテムとなっています。
今回のクラウンは1963年より登場しましたが、翌64年に実車同様マイナーチェンジが行われ前後グリルが変更されます。今回のモデルは63年型です。チェリカフェニックスの塗装は綺麗ですが薄くて弱い為、経年変化で塗装がはがれてしまうモデルもあるため注意が必要です。
にほんブログ村
コメント 0