ダイヤペット & ダイヤモンドミニカー 日産 セドリック(130) 1968 [セドリック]
130系セドリック最終回はダイヤペット版です。
ヨーロピアンデザインが不評だった130系は1968年にビッグマイナーチェンジが行われました。前後が大幅に変更されピニンファリーナの面影はなくなりシンプルなデザインになりました。結果的にこの変更は成功し、次の230系のヒットにつながります。
ダイヤペットのモデルは1969年に登場します。材質はアンチモニーでボンネットとトランクが開閉します。色は赤・クリーム・ブルーメタリックの3色です。プロポーションも良くこの時代の傑作モデルと言えます。
お勧めしたいモデルですがアンチモニー使用の末期のモデルで生産量は少なく入手難度は高いです。加えてプラスチック製のシャシーが経年変化で写真のように亀裂が入ることがあります。カシメが3本止めの為シャシーが落ちることは無いですが、完品を求める方は注意が必要です。またまれにホイールのホワイトリボンが経年変化で膨張することもあるのでこちらも注意が必要です。
さて出来の良かったダイヤペットのセドリックは早々に絶版になりますが、それに伴いダイキャスト製のモデルも製作されておりました。しかし下請け先は香港でした。
香港の下請け先により製作されたセドリックは1971年より登場しました。しかし見ての通り非常に平坦なプロポーションで出来はよろしくありませんでした。そのためかダイヤペットの名を与えられずにダイヤモンドミニカーという名で販売されました。ダイヤモンドミニカーでは他にフォルクスワーゲンビートルが販売されました。
このモデルは見た目が悪いだけでなく各パーツの精度も低い為かシャシーやプラパーツが綺麗にはまっていません。ボディのホイール位置も左右でずれており、写真のモデルにいたってはトランクを開けようとするとウィンドウパーツに干渉していて開きません(泣)。
あんまりな出来ですが、こちらも生産数が少ないことと車種人気により入手難度は以前紹介した230系セダン並みに高いモデルです。
さて今回の130系特集はいかがだったでしょうか?。130系は個人的に一番好きなセドリックですのでそのうちホームページの方で専用ページを作ろうかと考えております。
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丸みを帯びているのに真っ直ぐなシャープなライン、イイですね!
「太陽にほえろ」あたりの刑事ドラマを思い出します (^^
by レイリー (2011-01-08 10:17)
>レイリー様
130系のセドリックの前期型はドラマ「特別機動捜査隊」でアシとして使われました。230系以降は「西部警察」等で使われました。130系の後期型は・・・・分かりませんが刑事ドラマでも使われたかもしれません。
by miru2009 (2011-01-09 07:21)