ミニカーの経年劣化について(その2) [その他(キャラ物等)]
ミニカーの経年劣化についてですが今回は塗装についてです。
写真のモデルはビテス製プジョー306maxiで管理人の好きなモデルの一つです。保管用として長い間未開封のまま仕舞っていましたが、最近になって見直してみると塗装がorz なことになっていました。
前回の通りデカールが劣化して浮いてしまうのは許容範囲でしたが、塗装も劣化しておりあちこちに気泡や荒れ・剥がれが発生しておりました。
塗装にとっての敵は温度・湿気・紫外線の3つで、塗装の荒れについての原因の大半は湿気による物です。とあるコレクターで未開封のダイヤペット等を沢山持っていた方がおり、川沿いの土蔵に保管していたそうですが、ある日開けてみたら塗装がぼろぼろになっていたとの話を聞きます。更に海沿いの場合そこに塩分も加わる為、塗装にとっては余り良い環境ではありません。箱の劣化も同様です。
保管についてはなるべく湿気が少なくて冷所・暗所に保管するのが無難です。
続いて変色についてです
写真のモデルはポリトーイ製のポルシェ912ですが、写真では分かりにくいですがボディ側面が黄色く変色しております。これは塗装そのものが変色したわけではなく、塗装の上に吹かれたクリアーが劣化により変色したものです。このクリアーの劣化は60-70年代のソリドやポリトーイで主に発生するので注意が必要です。
こちらはメベトーイ製のアバルト500ですが、こちらはフロントライトの部分に変色が見られます。これはジュエルライトを装着する工程で接着剤がはみ出した物で、はみ出た接着剤が経年劣化により黄色く変色しております。この変色はメベトーイに多く、一部ディンキーでも見られます。
次に塗装が剥がれるケース
ビンテージミニカーの場合、基本的に子供の玩具なため塗装は厚めに塗られており劣化により剥がれることは少ないです。しかし大盛屋等のアンチモニー製ミニカーについては別です。
大盛屋のチェリカフェニックス等の場合、アンチモニー製のボディに下メッキを施した跡塗装をする2重構造になっています。それぞれの塗装は非常に薄く塗られている為、条件次第で簡単にポロポロ剥がれてしまいます。特に弱いのは曲面の多い側面で、ドア周辺から塗装が浮き始めてその後薄皮のように剥がれていきます。加えてピラー部分も手の油によりメッキが剥がれることがあります。
大盛屋を入手する際はタイヤに特に注意が行きますが、側面も注意したほうがよろしいかと思います。
ちなみに同じアンチモニーでもフリクション系ミクロペットの場合は、一部を除き下メッキは施してなく塗装も厚めに塗られており丈夫です。
写真のモデルはビテス製プジョー306maxiで管理人の好きなモデルの一つです。保管用として長い間未開封のまま仕舞っていましたが、最近になって見直してみると塗装がorz なことになっていました。
前回の通りデカールが劣化して浮いてしまうのは許容範囲でしたが、塗装も劣化しておりあちこちに気泡や荒れ・剥がれが発生しておりました。
塗装にとっての敵は温度・湿気・紫外線の3つで、塗装の荒れについての原因の大半は湿気による物です。とあるコレクターで未開封のダイヤペット等を沢山持っていた方がおり、川沿いの土蔵に保管していたそうですが、ある日開けてみたら塗装がぼろぼろになっていたとの話を聞きます。更に海沿いの場合そこに塩分も加わる為、塗装にとっては余り良い環境ではありません。箱の劣化も同様です。
保管についてはなるべく湿気が少なくて冷所・暗所に保管するのが無難です。
続いて変色についてです
写真のモデルはポリトーイ製のポルシェ912ですが、写真では分かりにくいですがボディ側面が黄色く変色しております。これは塗装そのものが変色したわけではなく、塗装の上に吹かれたクリアーが劣化により変色したものです。このクリアーの劣化は60-70年代のソリドやポリトーイで主に発生するので注意が必要です。
こちらはメベトーイ製のアバルト500ですが、こちらはフロントライトの部分に変色が見られます。これはジュエルライトを装着する工程で接着剤がはみ出した物で、はみ出た接着剤が経年劣化により黄色く変色しております。この変色はメベトーイに多く、一部ディンキーでも見られます。
次に塗装が剥がれるケース
ビンテージミニカーの場合、基本的に子供の玩具なため塗装は厚めに塗られており劣化により剥がれることは少ないです。しかし大盛屋等のアンチモニー製ミニカーについては別です。
大盛屋のチェリカフェニックス等の場合、アンチモニー製のボディに下メッキを施した跡塗装をする2重構造になっています。それぞれの塗装は非常に薄く塗られている為、条件次第で簡単にポロポロ剥がれてしまいます。特に弱いのは曲面の多い側面で、ドア周辺から塗装が浮き始めてその後薄皮のように剥がれていきます。加えてピラー部分も手の油によりメッキが剥がれることがあります。
大盛屋を入手する際はタイヤに特に注意が行きますが、側面も注意したほうがよろしいかと思います。
ちなみに同じアンチモニーでもフリクション系ミクロペットの場合は、一部を除き下メッキは施してなく塗装も厚めに塗られており丈夫です。
タグ:ビテス
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私が持っているミニカーですが、車体の経年劣化は、そんなに進んでいません。
車体より箱の方が経年劣化が進んでいます。
もう10年以上も前に買ったアオシマの西部警察のゴールドキャストのミニカーの箱は所々、傷み始めています。
TLVは専用のタンスに入れてますが、いっぱいになっているので、大型車やセットのみ、しまっています。
その他のミニカーは、クリアケースに入れたりしています。
アンチモニー製のミニカーですが車体は綺麗な状態ですが、それを包むスポンジが汚れています。
コレクションを管理するのも苦労しますね。(笑)
by だめおやじ (2014-11-14 11:18)
>だめおやじ様
箱の傷みやヤケは主に湿気や紫外線による物です。蛍光灯からの紫外線でもヤケてしまうため、なるべく箱は暗所に保管するのが無難です。
コレクションケースに飾る場合は出来ればケースに紫外線防止フィルムを貼っておけば効果的です。
アオシマの西部警察系では電池を使うモデルが幾つかあるので、保管の際には腐食を防ぐ為に外しておくのも必要です。
ミニカーを包む上でちり紙・ビニール袋・スポンジは、短期間ならともかく長期間ではお勧めしません。
スポンジの場合ボディ・タイヤから色移りする上に、環境次第で劣化してぼろぼろになりボディに貼り付いて取れなくなります。
by miru2009 (2014-11-15 09:01)