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ミニカーの経年劣化について(その3) [その他(キャラ物等)]

ミニカーの経年劣化についてですが、最後は変形についてです。

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こちらはサクラ製のディーノ246GTです。一見するとおかしなところは見えませんが、ドアの立て付けが悪いように見えます。このドアの立て付けが悪い原因ですが、製造時のものではなく経年劣化によりボディが外側に広がった為に発生した物です。

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ダイキャストのボディ変形の原因は製造時の材質による物で、製造時には問題なかったものの年が経つにつれ時限爆弾のように発生します。
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例を挙げると、50年代後期のソリドのオープンカーの場合、シャシーが経年劣化により割れることがあります。これは当時のダイキャストの質が低く、中に異物が混入しているため化学変化により発生したといわれております。

ダイキャストの変形事例はそれほど多くはありませんが、プラスチック等樹脂製部分に関しては数多くの変形事例が見られます。
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ミニカーの材質にプラスチックが多用されるようになったのは60年代からですが、当時のプラスチックの質は低く、数年後に変形したり溶けたりする事例が数多く見られました。有名なのは60年代後期のノレブで、材質がオールプラの上に開閉ギミックをつけたことでボディや開閉部に反りが多く見られるようになりました。
またマッチボックスのキングサイズ等プラホイールを使ったモデルではホイールが縮んでタイヤが外れてしまうという事例が見られます(これに関してはホイールではなくタイヤが劣化して膨らんだ為とも言われています)。
ダイヤペットでは60年代末期からプラ製のシャシーやホイール(主にタイヤリボン)を使用しており、一部のモデルでシャシーが割れたりホイールが爆発したりなどの事例が見られます。

現行のミニカーの場合、材質による劣化はほとんど無くダイキャストモデルでは安心して見られますが、近年増加したレジン製のモデルの場合注意するべき点がいくつかあります。
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スパークやNEOの場合モデルと台座との隙間が小さくテンションがかかるため、台座から外すとタイヤが変形しているものが幾つか見られます。こればかりはお店で確認することはできないので変形していないことを祈るしかありません。
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またレジンモデルの場合ウィンドウは一括成型ではなく薄いパーツをそれぞれ個別に貼り付けている為、一部窓が浮いてしまうことがあります。こちらはお店でも確認できる為購入の際は注意が必要です。
タグ:サクラ

ミニカーの経年劣化について(その2) [その他(キャラ物等)]

ミニカーの経年劣化についてですが今回は塗装についてです。

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写真のモデルはビテス製プジョー306maxiで管理人の好きなモデルの一つです。保管用として長い間未開封のまま仕舞っていましたが、最近になって見直してみると塗装がorz なことになっていました。
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前回の通りデカールが劣化して浮いてしまうのは許容範囲でしたが、塗装も劣化しておりあちこちに気泡や荒れ・剥がれが発生しておりました。

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塗装にとっての敵は温度・湿気・紫外線の3つで、塗装の荒れについての原因の大半は湿気による物です。とあるコレクターで未開封のダイヤペット等を沢山持っていた方がおり、川沿いの土蔵に保管していたそうですが、ある日開けてみたら塗装がぼろぼろになっていたとの話を聞きます。更に海沿いの場合そこに塩分も加わる為、塗装にとっては余り良い環境ではありません。箱の劣化も同様です。
保管についてはなるべく湿気が少なくて冷所・暗所に保管するのが無難です。

続いて変色についてです
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写真のモデルはポリトーイ製のポルシェ912ですが、写真では分かりにくいですがボディ側面が黄色く変色しております。これは塗装そのものが変色したわけではなく、塗装の上に吹かれたクリアーが劣化により変色したものです。このクリアーの劣化は60-70年代のソリドやポリトーイで主に発生するので注意が必要です。

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こちらはメベトーイ製のアバルト500ですが、こちらはフロントライトの部分に変色が見られます。これはジュエルライトを装着する工程で接着剤がはみ出した物で、はみ出た接着剤が経年劣化により黄色く変色しております。この変色はメベトーイに多く、一部ディンキーでも見られます。

次に塗装が剥がれるケース
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ビンテージミニカーの場合、基本的に子供の玩具なため塗装は厚めに塗られており劣化により剥がれることは少ないです。しかし大盛屋等のアンチモニー製ミニカーについては別です。
大盛屋のチェリカフェニックス等の場合、アンチモニー製のボディに下メッキを施した跡塗装をする2重構造になっています。それぞれの塗装は非常に薄く塗られている為、条件次第で簡単にポロポロ剥がれてしまいます。特に弱いのは曲面の多い側面で、ドア周辺から塗装が浮き始めてその後薄皮のように剥がれていきます。加えてピラー部分も手の油によりメッキが剥がれることがあります。
大盛屋を入手する際はタイヤに特に注意が行きますが、側面も注意したほうがよろしいかと思います。
ちなみに同じアンチモニーでもフリクション系ミクロペットの場合は、一部を除き下メッキは施してなく塗装も厚めに塗られており丈夫です。

タグ:ビテス

ミニカーの経年劣化について(その1) [その他(キャラ物等)]

今回はちょっと趣向を変えてミニカーの経年劣化についてです。
90年代のミニチャンプスの登場以来コレクター向けミニカーは爆発的に増加しましたが、20年以上たった現在では経年劣化が見られるモデルがちらほら見られるようになりました。

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劣化の一番多いのがデカールです。写真のモデルはミニチャンプス製のBMW V12 LMRですが、よく見るとリアウィングのデカールが砕けてバラバラになっています。

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デカールは長い時間がたつと硬化して縮小する性質があります。平面に貼られたのであればさほど問題ありませんが、局面や段差のある所ですと縮小により剥がれたり裂けてしまう事があります。
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このモデルもミニチャンプス製のポルシェ917ですが、正面のAUDIのUの字が欠けて何ともしまらない見栄えになってしまいました(汗
昔からミニチャンプスの銀箱(主にDTM系)はデカール割れが多いといわれてましたが、材質が同じな分2000年に項のモデルもデカールの剥がれや割れは改善されていない模様です。

対策としては、
・予防としては数年ごとにリキッドデカールフィルム等補修剤で補強する
・剥がれた場合は水に溶いた木工用ボンドを糊にして貼りなおす(デカールを割らないよう注意)
・色落ちや変色、割れについては....どうにもならないので自作する!(オイ

ちなみに1/18でもUTモデルや初期のオートアートでも同じような現象が看られますので注意が必要です。
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1/18で注意しておきたい点はもう一つあって、レーシングカーに見られるタイヤの印刷も、手でさわる内に消えてしまう事があります。

1/18 京商 ランボルギーニ ミウラP400 サーキットの狼仕様 [その他(キャラ物等)]

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「あのナンバー無粋だから外せないかな?」(暴言)

というわけで今回は京商製ランボルギーニミウラのサーキットの狼仕様です。
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サーキットの狼といえば言わずも知れたスーパーカー漫画ですので説明は省略します。今回のモデルは主人公風吹裕矢の義兄にしてライバルの飛鳥ミノルの愛車をモデル化しています。

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モデルは京商製ですので安定した出来です。基本的に通常品と同じですが、サーキットの狼仕様ということで劇中のナンバープレートを装備しています。
他の京商のサーキットの狼シリーズでは、ロータスヨーロッパ・ランボルギーニイオタ・ウラッコ・カウンタックなどがモデル化されています。

ダイヤペット スバルサンバー軽トラック パン屋 [その他(キャラ物等)]

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今回はダイヤペット製スバルサンバーです。

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スバルサンバーは1960年代より作られているスバルの軽商用車で、現在のスバルの中でも最も古い車種名です。リアエンジンやフルキャブオーバーといった独特な特徴を持ち主に赤帽などで重用されました。スバルは2012年に軽自動車から撤退したためサンバーも生産終了しましたが、その後もダイハツのハイゼットベースのOEM車として現在もその名が残っています。
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ダイヤペットのモデルは2012年まで作られた6代目をモデル化しています。今回のモデルはパン屋ですが、バリエーションではノーマル(限定モデル)・幌付き・ラーメン屋・赤帽仕様等がありました。
他社のミニカーではトミカ(4・6代目)・TLV(初代・2代目)・ダイヤペット(2代目)・ダイヤペットチェリカ(3代目)・エムテック(6代目)等がありました。

ブログの容量が残り僅かになりました(画像はダイヤペットのパーキングとマップ) [その他(キャラ物等)]

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毎度ご覧頂有難うございます。
さて、このブログを始めて5年近くになりますが、そろそろ使える容量が僅かになってまいりました。後半年は持たせられると思いますが、この先どうするか決めかねている状況です。

そこでいつもご覧頂いている皆様からご意見を伺えれば幸いです。
今のところ考えている選択肢としては・・・
①他のブログに移転(どこかお勧めをご教授いただければ幸いです)
②課金()してこのブログのまま容量アップ
③過去のデータを消しながら自転車操業
④容量を使い終わったところで閉鎖(今までご覧頂有難うございました)

ご意見お待ちしております。

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ダイヤペット トヨペット クラウン救急車(1st) [その他(キャラ物等)]

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今回はダイヤペット製クラウン救急車です。

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これまでに出た救急車のミニカーはバンタイプの流用品でしたが、1971年より登場したこのモデルは専用の救急車をモデル化しました。
ベースは50系のクラウンです。

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国産の救急車のミニカーの中でも最高峰の出来栄えですが、当時のダイヤペットの担当者が浅草消防署に何度も足を運んで実車をチェックしたそうです。
当時としても人気が高く少なくとも80年代半ばまで生産されたようです。

さて、このモデルは70年代末期に大幅な金型改修があり、ホイール・バンパー・ランプ・後部ランプ等大幅に変更されましたが、変更前の初期型にもいくつかバリエーションがあったりします。
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ぱっと見この2台は全く同じように見えますが、よく見るとウィンカー等の塗りの有無やホイールが違っていたりします。
このモデルに限らずこの時代のダイヤペットではよくあった話ですが、こういったバリエーションを見つけるのも一つの楽しみかもしれません。

ダイヤペット 西部警察 スーパーZ [その他(キャラ物等)]

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今回はダイヤペット製西部警察のスーパーZです。

スーパーZのミニカーは以前にアオシマ製のモデルを紹介しましたが、今回は当時のモデルです。
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ダイヤペットのモデルは同社の130ZのTバールーフをベースに改造しています。
変更点はボンネットに機銃が追加されており、ルーフも窓がガルウィングで開閉するようにされています。

バリエーションとしてガルウィングのパーツが透明と半透明があります。
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前回同様個人的にこのモデルにも想い出があり、子供の頃に西部警察が大好きで、ダイヤペットのマシンRSが一番欲しいモデルでした。
そんな折にダイヤペットを一台買ってもらえるということで喜んでお店に行きましたが、どこも売り切れで結局たまたま残っていたスーパーZを買って帰る羽目になりました。

そして買って3日でガルウィング部分を壊して泣いたのもいい想い出です(遠い目)

ディンキー 568 ベルリエ 消防車 [その他(キャラ物等)]

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今回はフランスディンキー製ベルリエのはしご消防車です。

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ディンキーの消防車のミニカーは既に戦前より存在しており、初めてはしごの伸縮ギミックの付いたモデルは1955年のカマーのはしご消防車からでした。今回紹介するベルリエのはしご消防車はフランスディンキー製で、生産期間は1968年から70年までと短命モデルでした。
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糸を使ったはしご伸縮ギミックは既に50年代のモデルに搭載されているため、目新しいギミックのないシンプルなミニカーですが、シャープな造形はさすがはフランスディンキーだと思います。
キャブは以前に紹介したベルリエのビール運搬車(こちらもフランスディンキー)と同じに見えますが、あちらはGAKというキャブで今回の消防車はGBK6という大型キャブです。
前述の通り糸を使ったはしごの伸縮ギミックがありますが、経年劣化により糸が切れやすくなっているため伸縮は余りお勧めいたしません。
このモデルはフランスディンキーでは短命でしたが、69年からカラーを大幅に変えてイギリスディンキーから販売されており、こちらは70年代半ばまで生産されました。

第5回新宿おもちゃカーニバル レポート 後編 [その他(キャラ物等)]

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レポートの続き。
今回は各ディーラー様のブースの様子をお送りいたします。

※今回のレポートの写真は何も考えずに写真を撮ったためピンボケがひどいです。あえてピンボケそのままで掲載しているためご注意ください。 加えて今回の写真は主催者様及び各ショップの方々より許可を得て撮影しておりますが、画像の転載はご遠慮いただきますようにお願いいたします

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