ヘルパ フォルクスワーゲン ポロ(6N) [フォルクスワーゲン]
今回はヘルパ製フォルクスワーゲンポロです。
フォルクスワーゲンポロは1975年より登場したコンパクトカーで、日本においてこのサイズの外車の中でも特に人気の高い車種です。
今回のモデルは1994年より登場した3代目で、日本には96年より販売されました。
今回のモデルはヘルパ製です。ヘルパというとプラスチック製のHOサイズを想像しがちですが、このモデルが登場した90年代後期では1/43サイズのダイキャストカーもいくつか手がけておりました。
出来は現在の基準から見れば今ひとつですが、3代目ポロとしては貴重なミニカーだと思われます。
テクノ(tekno)&朝日通商 フォルクスワーゲン 1200 1957 PTT [フォルクスワーゲン]
TPPじゃないよ。PTTだよ。
PTTとはPostal Telegraph and Telephoneの略で郵政・電気通信行政を所管する官庁の略称のようです。主に郵便電信電話公社と呼ばれており、日本で言うなら旧電電公社というところでしょうか。
PTTについては世界各国にありますが、ミニカー界においてはPTTというとスイスのPTTを指します。今回のモデルもスイスのPTT仕様で、黄色と黒の2トーンにスイスの国旗が愛らしい1台です。
テクノのモデルは1957年式のVW1200ですが、先にモデル化された53年式にもPTT仕様が存在します。しかしこちらは入手難度は非常に高く、簡単にはお目にかかることはできないモデルです。
スイスPTTはフォルクスワーゲンビートルとの相性が良いようで、テクノの他にも英国ディンキーや、現行モデルでシュコーからもモデル化されています。そして何故かこの仕様がかつて日本のメーカからもモデル化されました。そのメーカーは知る人ぞ知る朝日通商です。
朝日通商は詳細は良く分かりませんが、70年代後半にのみ登場したミニカーメーカーでした。スーパーカーブームの時に登場し、シグマシリーズなるものでスーパーカーのミニカーを輩出していました。基本的には1/50~55サイズで出来も緩いものでしたが、突如1/43サイズにてVWやロータスエスプリ等出来の良いモデルを作ったりする侮れないメーカーでした。
このモデルはトミカダンディによく似ていますが、金型を借りたわけでなくオリジナルの型でした。何故日本ではなじみのないTPP仕様を作ったのかですが、箱に日本語表記が全くない所から輸出用として作られたものだと推測されます。
ミニチャンプス フォルクスワーゲン 1200 EXPORT 1951’SINALCO [フォルクスワーゲン]
シャバク フォルクスワーゲン ゴルフ & ゴルフバリアント [フォルクスワーゲン]
今回は個人的に一番の収穫だったシャバク製のフォルクスワーゲンゴルフバリアントです。SCHABAK(シャバク)社は主に航空機のダイキャストモデルで有名なメーカーでしたが、80年代後半から90年代半ばにかけてミニカーも手掛けておりました。現在ではシュコーの傘下に入り航空機のみを手掛けております。サイズは1/43と1/24がありラインナップはドイツ車のみでした。各車それぞれボンネット・ドア・トランクのアクション機構を設けております。
今回のミニカーは、シャバクの末期に作られたモデルでゴルフのタイプ3のワゴンタイプです。個人的に10年以上前に買い逃して以来やっとめぐり合えたモデルです。相場的にはワゴンセールレベルですが、その分逆に探すのが難しいモデルでした。
前にも書きましたが初めて買った1/43モデルがシャバクのゴルフ3とミニチャンプスのプジョー306でしたので、シャバクのゴルフには思い入れがあります。シャープな造形にフルアクションを装備したシャバクのモデルは、個人的に当時のソリドやエムテックと比べても格上の存在に思えました。高級玩具としてのミニカーの中でも最後の輝きを放ったモデルだと思います。
タグ:シャバク
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